冷蔵庫は食品を適切に保存するため、基本的に24時間365日、電源を入れたまま使用する家電です。庫内温度に応じて運転が自動で調整される仕組みですが、それでも「電気代がどれくらいかかっているのか」が気になる方は多いのではないでしょうか。
1ヶ月・1年でかかる電気代の目安がわかれば、節約への意識も高まります。
この記事では、冷蔵庫の電気代の計算方法と今日からできる節約のポイント、そして電気代を抑えたい方がチェックしたい冷蔵庫 4選をあわせて紹介します。買い替えを検討している方は、ぜひ選び方の参考にしてください。
| 📋 この記事のポイント早わかり | |
|---|---|
| 冷蔵庫の電気代の目安 | 年間消費電力量200〜400kWhの例で計算すると、31円/kWhで月あたり約520〜1,030円、年間約6,200〜12,400円(機種により変動) |
| 電気代の計算方法 | 年間消費電力量(kWh/年)× 電力量料金単価(円/kWh)÷ 12=1ヶ月の電気代目安 |
| 節約のポイント | 開閉回数を減らす/詰め込みすぎない/放熱スペースを確保する/温度設定を見直す |
| 選び方のポイント | 年間消費電力量・統一省エネラベル・容量・ドアタイプを確認する |
| チェックしたい冷蔵庫 | SHARP SJ-XW41R-W/Panasonic NR-F50EX1-C/SHARP SJ-X504R-N/東芝 GR-A510FZ(UC) |
冷蔵庫の電気代は1ヶ月・年間でいくら?
冷蔵庫は家電のなかでもサイズが大きく、常に稼働している家電なので、電気代が気になるところです。
冷蔵庫の電気代の計算方法
冷蔵庫のカタログや本体の背面・側面に貼られたラベルには、「年間消費電力量(kWh/年)」という数値が記載されています。この数値を使えば、自分の冷蔵庫の電気代をおおまかに計算できます。
基本的な考え方は以下の通りです。
| 年間消費電力量(kWh/年)× 電力量料金単価(円/kWh)= 年間の電気代の目安 |
| 年間の電気代 ÷ 12 = 1ヶ月あたりの電気代の目安 |
電気代の目安を計算する場合は、公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が公表している「新電力料金目安単価」の31円/kWhを使用できます。ただし、これは目安単価であり、実際の電気料金は契約している電力会社やプラン、燃料費調整額などによって異なります。
冷蔵庫の年間消費電力量は容量や機種によって大きく異なりますが、一例として年間消費電力量が200〜400kWhの場合、31円/kWhで計算すると年間の電気代は約6,200〜12,400円、1ヶ月あたりでは約520〜1,030円になります。ご自身の冷蔵庫の年間消費電力量がわかれば、同じ計算式でおおよその電気代を求められます。
正確な電気代を知りたい場合は、目安の単価ではなく、ご自身の電力会社の検針票やマイページに記載されている実際の電力量料金単価を使って計算すると、より実態に近い金額がわかります。
冷蔵庫の容量や種類で電気代は変わる?
「容量が大きい冷蔵庫ほど電気代が高い」と思われがちですが、実際にはそう単純ではありません。
年間消費電力量は容量だけでなく、省エネ性能や断熱性能、ドアタイプ、発売年度などによって大きく変わります。実際、後ほど紹介する465Lの東芝モデルは、451LのPanasonicモデルよりも年間消費電力量が少なくなっており、容量の大小だけでは電気代を判断できないことがわかります。
冷蔵庫を選ぶときは、容量の大小だけで判断せず、家族の人数や食材の量に合った容量を選んだうえで、年間消費電力量やあとで紹介する統一省エネラベルを確認することが大切です。
冷蔵庫の電気代を節約するポイント
冷蔵庫の電気代は、日々のちょっとした工夫で抑えられます。特別な出費をせずに始められるポイントを紹介します。
不要な開け閉めを減らす
冷蔵庫のドアを開けるたびに庫内の冷気が外へ逃げ、庫内温度が上がります。温度が上がると、庫内を再び冷やすために消費電力量が増える仕組みです。
目的のものを決めてから開ける、食材の位置を把握しておくなど、開閉の回数や時間を減らす工夫が節約につながります。
食材を詰め込みすぎない
冷蔵庫に食材を詰め込みすぎると、庫内の冷気の循環が妨げられ、効率よく冷やせなくなります。食材同士にある程度スペースを空けることで、冷気が行き渡りやすくなります。
また、熱いままの料理をすぐに冷蔵庫へ入れると、庫内温度が急に上がり、余分な電力を使うことになるため、ある程度冷ましてから保存するのもポイントです。
冷蔵庫の周囲に適切なスペースを確保する
冷蔵庫は運転時に熱を外へ逃がす構造になっています。壁や家具に密着させて設置すると放熱がうまくいかず、冷却効率が下がって消費電力が増える原因になります。
必要な放熱スペースは製品によって異なるため、取扱説明書やカタログに記載されている推奨設置スペースを確認し、それに沿って設置しましょう。
温度設定を見直す
必要以上に低い温度設定にしていると、その分消費電力が増えてしまいます。温度設定は、まず取扱説明書に記載されている標準設定を基本にするのがおすすめです。一般的な目安としては、冷蔵室は約3〜6℃、冷凍室は-18℃以下とされていますが、機種や保存する食品によって適切な設定は異なります。
季節や庫内の状態に応じて温度設定を見直すのも一つの方法です。ただし、設定を弱めすぎると十分に冷えず食材が傷んでしまう場合があるため、取扱説明書を確認しながら、食材の保存状態を見て調整してください。
省エネ性能の高い冷蔵庫に買い替える
ここまで紹介した工夫を実践しても電気代の削減に限界を感じる場合は、省エネ性能の高い最新モデルへの買い替えを検討するのも一つの方法です。
冷蔵庫は長く使う家電だからこそ、購入時に年間消費電力量を確認しておくことが、長期的な節約につながります。
省エネ性能の高い冷蔵庫の選び方
電気代を抑えられる冷蔵庫を選ぶときは、以下のポイントをチェックしてみてください。
年間消費電力量を確認する
カタログや製品ページに記載されている年間消費電力量(kWh/年)は、同じ容量クラスの製品同士を比較するときの重要な指標です。数値が小さいほど、電気代を抑えやすい製品といえます。
統一省エネラベルを確認する
統一省エネラベルとは、製品がどのくらい省エネ性能に優れているかを、星の数や省エネ基準達成率で示したラベルです。年間の目安電気料金なども記載されているため、複数の製品を比較する際の参考になります。
容量・サイズを確認する
「容量が大きいほど電気代が高い」とは限らないため、まずは家族の人数や食材の量に合った容量を基準に選びましょう。そのうえで、同じくらいの容量帯の製品を年間消費電力量で比較するのがおすすめです。
ドアタイプを確認する
ドアタイプによっても開口部の大きさが変わり、冷気の逃げやすさに影響します。たとえば観音開き(フレンチドア)タイプは、左右どちらか片方だけを開けて出し入れできるため、開口部を小さく抑えやすいのが特徴です。片開き・両開きタイプと合わせて、使い勝手とあわせて確認しておくとよいでしょう。
電気代を抑えたい方がチェックしたい冷蔵庫 4選
本記事では、年間消費電力量が比較的少ない冷蔵庫4機種を、XPRICE本店で購入できる商品から紹介します。冷蔵庫は容量だけで年間の電気代が決まるわけではないため、容量と年間消費電力量をあわせて確認することがポイントです。年間消費電力量をもとに、31円/kWhの目安単価で計算した年間電気代の目安も掲載します。
なお、販売価格や在庫状況は変動するため、購入前にXPRICEの商品ページで最新情報をご確認ください。
| 商品 | 容量 | 年間消費電力量 | 年間電気代の目安 |
|---|---|---|---|
| SHARP SJ-XW41R-W | 408L | 251kWh/年 | 約7,781円 |
| Panasonic NR-F50EX1-C | 501L | 279kWh/年 | 約8,649円 |
| SHARP SJ-X504R-N | 502L | 291kWh/年 | 約9,021円 |
| 東芝 GR-A510FZ(UC) | 508L | 267kWh/年 | 約8,277円 |
※年間電気代は年間消費電力量×31円/kWhで算出した目安です。実際の電気代は使用状況や設置環境、電力会社などによって異なります。
SHARP SJ-XW41R-W
408Lの5ドア冷蔵庫です。年間消費電力量は251kWh/年で、今回紹介する4機種の中では最も少ない数値です。野菜室を真ん中に配置したレイアウトや、自動製氷などを搭載しています。
Panasonic NR-F50EX1-C
501Lの大容量冷蔵庫です。年間消費電力量は279kWh/年。冷蔵室や野菜室に加えて、冷凍室なども備え、まとめ買いした食材を保存しやすい大容量モデルです。
SHARP SJ-X504R-N
502Lの大容量冷蔵庫で、170Lの大容量冷凍室を搭載しています。年間消費電力量は291kWh/年。野菜室を中央に配置し、食品の出し入れがしやすいレイアウトも特徴です。
東芝 GR-A510FZ(UC)
508Lの大容量冷蔵庫です。年間消費電力量は267kWh/年。野菜室を備えたVEGETAシリーズのモデルで、まとめ買いした食材を保存したい方にも向いています。
冷蔵庫の電気代に関するよくある質問
冷蔵庫の電気代は1ヶ月いくらですか?
機種によって差はありますが、年間消費電力量200〜400kWhの製品を目安単価31円/kWhで計算すると、月あたり約520〜1,030円程度になります。カタログに記載された年間消費電力量に、契約している電力会社の電力量料金単価を掛けて12で割ると、より実態に近い金額を計算できます。
冷蔵庫は24時間つけっぱなしでも電気代は大丈夫ですか?
冷蔵庫は食品を安全に保存するため、基本的に電源を入れたまま使用する家電です。庫内温度が安定すると運転を自動的に弱めながら稼働する仕組みになっているため、つけっぱなしにしていても消費電力が常に最大になるわけではありません。節電のためにこまめに電源を切る使い方は推奨されていません。
冷蔵庫は容量が大きいほど電気代が高くなりますか?
必ずしもそうとは限りません。年間消費電力量は容量だけでなく、省エネ性能や断熱性能、発売年度などによって変わるため、大容量モデルのほうが消費電力量が少ないケースもあります。容量選びは家族の人数や食材の量を基準にし、そのうえで年間消費電力量を比較するのがおすすめです。
冷蔵庫の電気代を今すぐ節約する方法はありますか?
買い替えをしなくても、ドアの開閉回数を減らす、食材を詰め込みすぎない、周囲に放熱スペースを確保する、温度設定を見直すといった工夫で消費電力を抑えられます。詳しくは本文の「冷蔵庫の電気代を節約するポイント」をご覧ください。
冷蔵庫は何年使ったら買い替えを検討すべきですか?
冷蔵庫の買い替え時期に一律の基準はありません。ただし、現在の冷蔵庫は10年前の製品と比べて省エネ性能が向上しているため、長年同じ冷蔵庫を使っている場合は、現在の年間消費電力量と最新モデルを比較してみるのがおすすめです。冷えが悪い、異音がする、水漏れがあるなどの不具合が出てきた場合も、買い替えを検討するタイミングといえます。
