節水しながら衣類に優しい洗濯ができるのが特長のドラム式洗濯機は、家庭で高い人気を誇る家電です。
性能の高さが魅力ですが、気になるのは電気代や水道代ではないでしょうか。
1回の使用につきどのくらいの電気代や水道代がかかっているのかがわからず、節約すべきかどうか迷っている方もいるでしょう。
今回は、ドラム式洗濯機の電気代について解説します。
1回の使用でかかる電気代の目安や、電気代や水道代を節約する具体的な方法を紹介するので、ぜひ参考にしてください
ドラム式洗濯機の電気代はどのくらい?

ドラム式洗濯機は性能が高く便利な家電ですが、電気代や水道代がいくらかわからなければ、家計にどの程度の影響を与えているのかが把握できません。
まずは、ドラム式洗濯機の使用でかかる電気代や水道代の目安を確認しましょう。
ドラム式洗濯機の使用でかかる電気代・水道代
ドラム式洗濯機の使用1回あたりの電気代は1〜2.5円ほど、水道代は10〜25円ほどが目安です。
あくまでも目安であり、商品によって多少の差はありますが、大体この程度だと考えておけば良いでしょう。
例えば、「東芝 TW-127XP3L(W) グランホワイト ZABOON」の場合、1回の使用でかかる電気代は洗濯時で1.9円程度、洗濯乾燥時で36円程度です。
水道代は洗濯時で21円程度、洗濯乾燥時で16円程度です。
ドラム式洗濯機の電気代の計算方法
ドラム式洗濯機の電気代を計算するためには、以下の計算式を使ってみてください。
「消費電力(W)÷1,000×使用時間(h)×電力量料金単価(円/kWh)」
消費電力は、商品の取扱説明書やメーカーの公式サイトなどに記載があります。
使用時間が1時間であれば、1をかける形です。
電力量料金単価は、利用中の電力会社やプランによって変わります。
現在契約している電力会社の公式サイトや検針票などを確認し、電力料金単価をチェックしてみてください。
ちなみに、公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会は電力料金の目安単価を公表しています。
2022年7月22日以降の電力料金の目安単価は、31円/kWhです。
ドラム式洗濯機の乾燥機能使用時の電気代

ドラム式洗濯機は、洗濯も乾燥もスムーズに行えるのが特徴です。
洗濯と乾燥それぞれでかかる電気代の違いを確認しましょう。
例えば、「日立 BD-SV120JL ホワイト ビッグドラム」の洗濯時の電気代は2.2円、洗濯乾燥時の電気代は42.4円が目安です。
洗濯と乾燥を効率よくできるのが魅力のドラム式洗濯機ですが、乾燥機能を使うと電気代が高くなるのは知っておくと良いでしょう。
ヒートポンプ方式とヒーター方式の電気代
ドラム式洗濯機は乾燥機能が付いており、乾燥方式にはヒートポンプ方式やヒーター方式があります。
ヒートポンプ方式は、洗濯槽の内部にある空気を熱交換器で温風に変え、循環させることで衣類を乾燥する方式です。
ヒーター方式は、内蔵されたヒーターで洗濯槽内の空気を温めます。
ヒートポンプ式のドラム式洗濯機の電気代は2〜25円ほど、ヒーター式のドラム式洗濯機の電気代は1〜40円ほどです。
一般的に、ヒーター式のほうが電気代は高い傾向があります。
電気代にこだわるなら、乾燥方式にも注目してドラム式洗濯機を選ぶと良いでしょう。
ドラム式洗濯機の電気代・水道代の5つの節約方法

ドラム式洗濯機は日々の洗濯に便利ですが、電気代や水道代の高さが気になったら節約方法を考える必要があります。
以下で具体的な節約方法を5つ紹介するので、できそうなものから取り入れてみてください。
①まとめて洗う
ドラム式洗濯機を利用するときの電気代や水道代を抑えたい場合は、できるだけまとめて洗うのがおすすめです。
洗濯回数が多いと、電気代や水道代が多くかかります。
少ない洗濯物をこまめに洗うのではなく、ある程度洗濯物が溜まってから洗うようにすることで、電気代と水道代の両方を節約可能です。
洗濯の手間も抑えられるため、忙しい方でも取り組みやすい節約方法でしょう。
ただし、洗濯槽内に洗濯物を詰め込みすぎると、汚れがきちんと落ちないこともあります。
入れる洗濯物の量は洗濯槽の容量の8割程度に抑え、いっぱいになるまで無理やり詰め込むのは避けてください。
②なるべく自然乾燥させる
ドラム式洗濯機の乾燥機能を使わず、なるべく自然乾燥させることも有効な節約方法です。
ドラム式洗濯機の乾燥機能は、洗濯機能よりも多くの電力を必要とするので、電気代が高くなります。
乾燥機能を使わないようにすれば、電気代を大幅に節約できるでしょう。
ただし、洗濯と乾燥を効率的にできるのがドラム式洗濯機の特長です。
また、忙しい方にとって洗濯物を干す時間と手間は削減したいものでしょう。
そのため、天気がいいときや時間に余裕があるときに自然乾燥を行い、天気が悪いときや急いでいるときに乾燥機能を使用するなど、
ライフスタイルに合った使用を検討してみてください。
③乾燥フィルターを掃除する
乾燥フィルターが搭載されているドラム式乾燥機であれば、こまめにフィルターを掃除することで節約につながります。
乾燥フィルターにゴミが溜まって目詰まりすると、衣類を乾燥するためにかかる時間が長くなってしまいます。
乾燥時間が長くなると電気代がかさむため、定期的にフィルターの掃除をしましょう。
また、乾燥フィルターの目詰まりは洗濯機の故障の原因にもなるため、注意が必要です。
④電力会社やプランを見直す
節約方法を実践しても電気代が高いと感じる場合は、電力会社やプランを見直すことで節約できる可能性があります。
電気代は、電力会社やプランによってさまざまです。
できるだけ安いプランを契約することで、無理なく電気代を抑えられます。
また、世帯人数やライフプランなどに合ったプランを選べば、電気代が安くなることもあります。
現在の電力会社やプランが適切かどうか、一度見直してみるのがおすすめです。
⑤古い洗濯機を買い替える
古いドラム式洗濯機を使い続けている場合は、買い替えることで電気代を抑えられる可能性が高いです。
ドラム式洗濯機の省エネ性能は、年々高まっています。
数年前に購入したドラム式洗濯機であっても、最新モデルより省エネ性能が劣っている可能性が高いので、電気代の高さが気になるなら買い替えを検討しても良いでしょう。
買い替えにおすすめのドラム式洗濯機3選法

洗濯機を新しいモデルに買い替えることで、電気代が節約できる可能性があります。
買い替えを検討している場合は、以下のおすすめ商品の特徴を確認してみてください。
東芝 TW-127XP3L(W) グランホワイト ZABOON [ドラム式洗濯乾燥機(洗濯機12kg/乾燥機7kg) 左開き]
![東芝 TW-127XP3L(W) グランホワイト ZABOON [ドラム式洗濯乾燥機(洗濯機12kg/乾燥機7kg) 左開き]](https://pics.xprice.co.jp/i/9774/0-4904530119774M.jpg)
「東芝 TW-127XP3L(W) グランホワイト ZABOON」は、最上位モデルのドラム式洗濯機です。
業界トップクラスの洗濯容量と乾燥容量を誇るため、衣類のまとめ洗いができます。
ウルトラファインバブルとマイクロバブルの力で、黄ばみや黒ずみなどの汚れをしっかりと落とせるのが特徴。
乾燥はヒートポンプ式で速やかに仕上げられるため、省エネで利用できます。
利便性と省エネ性の両方を重視したい方に、おすすめのドラム式洗濯機です。
日立 BD-SV120JL ホワイト ビッグドラム [ドラム式洗濯乾燥機(洗濯12.0kg/乾燥6.0kg) 左開き]
![日立 BD-SV120JL ホワイト ビッグドラム [ドラム式洗濯乾燥機(洗濯12.0kg/乾燥6.0kg) 左開き]](https://pics.xprice.co.jp/i/6086/4549873176086M.jpg)
日立 BD-SV120JL ホワイト ビッグドラムは、お手入れが簡単なドラム式洗濯機です。
乾燥フィルターがないので、目詰まりによる乾燥性能の低下や電気代の上昇を抑えられるのがポイントです。
ホコリや糸くずなどは、3つの自動おそうじ機能によって大容量糸くずフィルターに集約されます。
1ヶ月に1回ほどのお手入れで済むため、手軽に使えます。
また、高速の風でシワを伸ばしながら乾燥できるのも大きなメリットです。
乾きムラや乾き過ぎを抑えられるため、性能の高い乾燥機能を持つドラム式洗濯機を探している方に適しています。
SHARP ES-K10B-WL クリスタルホワイト [ドラム式洗濯乾燥機 (洗濯10kg/乾燥6kg) 左開き]
![SHARP ES-K10B-WL クリスタルホワイト [ドラム式洗濯乾燥機 (洗濯10kg/乾燥6kg) 左開き]](https://pics.xprice.co.jp/i/0502/0-4550556100502M.jpg)
「SHARP ES-K10B-WL クリスタルホワイト」は、賢く省エネできる機能を搭載したドラム式洗濯機です。
洗濯状況に合わせて4つのセンサーが最適な運転パターンを洗濯するので、手軽に省エネが実現します。
また、乾燥ダクトや排気口の洗浄成分に付着した糸くずを自動で洗い流す機能が搭載されているので、乾燥効率の低下を防げるのも嬉しいポイント。
便利に使いながら電気代や水道代の節約ができるドラム式洗濯機を購入したい方に向いています。
ドラム式洗濯機の電気代を確認し節約方法を実践しよう

ドラム式洗濯機の電気代や水道代は商品によって異なるものの、大体の目安が決まっています。
節約したいと考えているなら、まとめ洗いや自然乾燥、乾燥フィルターの掃除などを実践してみてください。
それでも電気代が高いと感じるのであれば、古い洗濯機から省エネ性能の高い最新モデルに買い替えるのもおすすめです。
おすすめ商品の特徴を確認し、使ってみたいと思えるものを選んでみてください。