洗濯乾燥機は、日常生活を送るうえで欠かせない家電です。 今回は、洗濯乾燥機の種類ごとのメリットやデメリットについて解説したうえで、具体的な選び方のポイントを解説します。 洗濯乾燥機は、大きくドラム式と縦型に分けられます。 両者にはそれぞれ異なるメリットとデメリットがあるので、確認しましょう。 衣類を優しく洗浄できるのがメリットです。 また、ドラム式洗濯乾燥機は縦型に比べて節水効果が高いのもメリットです。 さらに、ドラム式洗濯乾燥機は、衣類乾燥機能が充実しているというメリットがあります。 ドラム式洗濯乾燥機のデメリットは、縦型に比べると頑固な汚れが落ちにくいことです。 また、ドラム式洗濯乾燥機の大きなデメリットとして、本体サイズが大きいことが挙げられます。 縦型より高価であることも、ドラム式洗濯乾燥機のデメリットのひとつです。 縦型洗濯乾燥機のメリットは、洗浄力が高いことです。 また、ドラム式に比べてコンパクトなサイズであることも、縦型洗濯乾燥機の魅力です。 縦型洗濯乾燥機のデメリットとして、ドラム式より乾燥の時間がかかる点が挙げられます。 ヒートポンプ式は、洗濯槽の中にある空気を熱交換器(ヒートポンプ)によって温風に変え、循環させることで洗濯物を乾かす方式です。 一方、ヒーター式は内蔵されたヒーターによって洗濯槽内部の空気を高温にし、衣類を乾かす方式です。 また、縦型洗濯乾燥機はドラム式に比べて節水効果が劣ります。 ドラム式洗濯乾燥機 はこちら 縦型洗濯乾燥機 はこちら 洗濯乾燥機はドラム式と縦型に大きく分類されますが、製品ごとに特徴も細かく異なります。 洗濯乾燥機は生活スタイルに合わせて選ぶと、いつでも快適に使えます。 運転音が30〜40dB程度であれば、夜間や早朝でも周囲に迷惑をかけずに使いやすいでしょう。 洗濯乾燥機は、家族構成に合わせた洗濯容量で選ぶと快適に使えます。 「1.5kg(1人あたりの洗濯物) × 家族の人数 = 洗濯容量 シーツなどの大物を洗うことも考えると、人数分より大きめの洗濯容量を選ぶのがおすすめです。 1〜3人暮らしでも、洗濯物をある程度溜めてから洗う場合は8〜9kgを選ぶなど、洗濯頻度も考えてみてください。 洗濯乾燥機は、機能で選ぶことで使い勝手が高まります。
例えば乾燥機能を重視するならドラム式、洗濯機能を重視するなら縦型がおすすめです。
自身が使いやすいと思えるものを選べば、頻繁な洗濯や乾燥の負担を軽減できます。
メーカー各社がさまざまな製品を販売していますが、どのように選べばいいかがわからず、購入に踏み切れない方もいるでしょう。
購入前の注意点やおすすめ製品も紹介するので、ぜひ参考にしてください。【洗濯乾燥機】ドラム式と縦型のメリット・デメリット
ドラム式洗濯乾燥機は、洗濯槽の向きが横または斜めになっているのが特徴です。
縦型洗濯乾燥機は、従来から使われている洗濯槽が縦向きのタイプを指します。ドラム式洗濯乾燥機のメリット
ドラム式洗濯機はたたき洗いを採用しているため、衣類同士の摩擦が少なく、衣類の繊維をできるだけ傷めないように洗えます。
少ない水でも高い洗浄力を誇るので、長期的に見ると水道代の節約につながります。
低い温度でも速やかにしっかりと乾燥できるので、洗濯物を干す手間を省きたい方におすすめです。ドラム式洗濯乾燥機のデメリット
縦型は水と洗剤をたくさん使って衣類をこすり洗いするため、落としにくい泥などの汚れもしっかり落とせます。
ドラム式洗濯乾燥機は衣類を傷めずに洗えますが、落としにくい汚れが残ってしまうことがあるため注意が必要です。
ボディ幅が大きいことに加えてフタが手前に開くため、フタの分のスペースも必要です。
ドラム式洗濯乾燥機を購入する際は、設置スペースや搬入経路を入念に確認しなければなりません。
乾燥機能も使用する場合は電気代もかかるため、予算や費用対効果を考えたうえで購入する必要があります。縦型洗濯乾燥機のメリット
縦型洗濯乾燥機は衣類同士をこすって洗うため、こびりついた泥などのしつこい汚れも綺麗に落とせます。
何度洗っても汚れが落ちないストレスから解放されたいなら、縦型を選ぶのがおすすめです。
広いスペースの確保が難しい場合も、問題なく設置できます。
価格も比較的安価なので、出費を抑えながら洗濯乾燥機を購入したいと考えている方にもおすすめです。縦型洗濯乾燥機のデメリット
縦型洗濯乾燥機の乾燥機能はヒーター乾燥で、ドラム式の多くはヒートポンプ乾燥だからです。
低い温度で乾燥できるため衣類を傷めにくく、効率がいいのでスピーディーに乾燥が完了します。
高温の熱を発生させるためには、時間も電気代もかかります。
優れた乾燥機能を重視したいなら、縦型よりドラム式のほうがおすすめです。
汚れを落とすために多くの水を必要とするので、頻繁に洗濯する場合は水道代が高くなる可能性があります。洗濯乾燥機の選び方
失敗しないように洗濯乾燥機を選びたいなら、以下の選び方に注目してみてください。生活スタイルで選ぶ
毎日使うものなので、生活スタイルによっては静音性が気になるでしょう。
例えば、夜間や早朝に洗濯することが多い場合は、静音性に優れた商品を購入するのがおすすめです。
メーカーによっては振動を抑えて動作音を小さくする機能が搭載されたモデルもあるため、確認してみてください。家族構成に合わせた洗濯容量で選ぶ
一般的な家庭の洗濯物の量は、以下の式で算出できます。
乾燥機能の付いた洗濯機であれば多くが7kg以上なので、1〜3人暮らしであれば7kgで十分でしょう。
4〜5人暮らしであれば、8kgや9kgの洗濯乾燥機を選ぶと無理なく使えます。機能で選ぶ
衣類に付着した皮脂汚れを落とせるので、衣類を綺麗に洗えます。
また、自動樽洗浄機能が搭載された商品なら、汚れが蓄積しにくいので洗濯槽のお手入れが手軽にできます。
液体洗剤や柔軟剤を自動投入してくれる機能があれば、洗濯のたびに適量を軽量する手間を省くことが可能です。
入れすぎや入れ忘れを防ぎながら、洗剤や柔軟剤などのボトルを置くスペースを近くに作らなくてもよくなります。
価格と性能のバランスを考えて選ぶ
洗濯乾燥機はさまざまなモデルがあるため、価格と性能のバランスは常に考えて選ぶことが大切です。
豊富な機能が搭載されている商品は、価格も高くなる傾向があります。しかし、使わない機能ばかりついている洗濯乾燥機を選んでも、無駄になってしまいます。
本当に必要な機能が搭載されており、価格も予算の範囲内に収まる製品を探してみましょう。
【洗濯乾燥機】購入前の注意点

洗濯乾燥機は大きくさまざまな機能が搭載されているので、購入する際はいくつか注意点があります。
購入前に注意点を確認し、失敗を防ぎましょう。
洗濯容量より乾燥容量は少ない
洗濯乾燥機には、洗濯容量と乾燥容量という2種類の容量があります。
一般的には、洗濯容量よりも乾燥容量のほうが少ないため、間違えないよう十分に確認してください。
乾燥容量は、洗濯容量の半分程度が目安です。
家族構成や洗濯頻度から洗濯容量を決めたら、半分程度の乾燥容量があるか確認しましょう。
洗濯から乾燥までの工程を一気に行いたいなら、乾燥したい洗濯物の量で乾燥容量を選ぶのがおすすめです。
設置スペースと搬入経路を確認する
洗濯乾燥機を購入する際は、自宅の設置スペースと搬入経路をよく確認しましょう。
設置予定のスペースが十分でない場合、購入した洗濯乾燥機が置けない場合があります。
また、設置スペースに問題がなくても、搬入経路に問題があると設置できません。
本体サイズは、設置スペースギリギリにならないように選んでください。
洗濯乾燥機と壁の間に隙間が必要なので、余裕のあるサイズの商品を選びましょう。
搬入経路は、建物の入口やエレベーター、階段、ドア、廊下などの高さや幅を確認してください。
使い勝手を購入前に考える
購入前に使い勝手を考えれば、洗濯乾燥機を快適に使えます。
例えば、扉の開く向きが自分の使いやすい方向であれば、毎日ストレスなく洗濯が可能です。
また、扉がどのくらい開くかも注目したいポイントです。
扉を開閉する際、周囲にぶつかるものがあると、都度ストレスになってしまいます。
【洗濯乾燥機】ドラム式洗濯乾燥機のおすすめ2選!

洗濯乾燥機の購入を検討しているなら、おすすめ商品を確認してみてください。
以下では、ドラム式と縦型合わせて3つのおすすめ商品を紹介するので、求めているものがあるかどうかをチェックしてみましょう。
ドラム式洗濯乾燥機
ドラム式洗濯乾燥機は、以下の2つがおすすめです。
東芝 TW-127XM3L(W) グランホワイト ZABOON [ドラム式洗濯乾燥機 (洗濯12.0kg/乾燥7.0kg) 左開き]

「東芝 TW-127XM3L」は、使い勝手を高める便利な機能を多数搭載したドラム式洗濯乾燥機です。
少量の衣類の洗濯と乾燥を45分で完了するコースや、自動2度洗いで頑固な汚れを落とせるコースなど、
目的に合わせて洗濯方法を選べます。
液体洗剤や柔軟剤の自動投入機能や洗濯槽の自動お掃除モードなど、あると嬉しい機能がたくさんあります。
必要な機能が揃っているドラム式洗濯乾燥機を探している方におすすめです。
SHARP ES-K10B-WL クリスタルホワイト [ドラム式洗濯乾燥機 (洗濯10kg/乾燥6kg) 左開き]
![SHARP ES-K10B-WL クリスタルホワイト [ドラム式洗濯乾燥機 (洗濯10kg/乾燥6kg) 左開き]](https://pics.xprice.co.jp/i/0502/0-4550556100502M.jpg)
「SHARP ES-K10B-WL」は、節水性能が高く省エネを実感できるドラム式洗濯乾燥洗濯機です。
温度や水位、振動、重量をチェックする4つのセンサーがあり、状況に応じて最適な運転パターンを洗濯できます。
SHARPならではのプラズマクラスターにより、水洗いできない衣類の除菌や消臭も可能です。
洗濯槽や乾燥ダクトなどを自動でお掃除する機能も搭載されているため、手軽にお手入れできます。
ドラム式か縦型かを含めた機能を確認して洗濯乾燥機を選ぼう

洗濯乾燥機は大きくドラム式と縦型に分けられますが、機能も製品によってさまざまです。
自身に必要な機能を確認したうえで、予算と性能のバランスを見ながら購入する商品を決めましょう。
今回おすすめした商品の中に気になるものがあれば、ぜひ購入を検討してみてください。