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冷蔵庫のうるさい音はコンプレッサーが原因?調べ方と対処法

冷蔵庫はコンプレッサーを使って中のものを冷やすので、庫内ではときおり振動が発生します。

通常の冷蔵庫の振動は気にならない程度ですが、大きな音が出た場合には、経年劣化故障を考える必要があります。

冷蔵庫におけるコンプレッサーの役割

冷蔵庫の仕組み

冷媒を圧縮し放熱したあと断熱膨張させることにより温度を下げて庫内を冷やすという流れが、冷蔵庫の冷却の仕組みです。

断熱膨張させるためにはあらかじめ冷媒を圧縮する必要が出てきます。この際に利用されるパーツがコンプレッサーです。

コンプレッサーで冷媒を圧縮して放熱を行った後に、冷媒を断熱膨張させることにより熱を奪うわけです。

圧縮する部分を冷蔵庫の外で行い断熱膨張する部分を冷蔵庫内で行えば、冷蔵庫内が冷却されます。
そのために大切なのがコンプレッサーです。

このコンプレッサーが弱ってしまうと、十分に冷蔵庫内を冷やせなります。
そして冷蔵庫内の温度センサーが設定温度まで下げるように指示し続けるため、常にコンプレッサーが働きます。

これにより、消費電力量も多くなってしまい電気料金も高くなってしまいます。

冷蔵庫は常に動作し続ける機器ですので、冷却効率が悪いと消費電力量が大きくなり電気料金も高額になります。
消費電力量や年間消費電力や電気料金を抑えるという意味からも、コンプレッサーの整備は大変重要です。

冷却効率が悪いと消費電力量が大きくなり電気料金も高額になります

また、機器の故障という観点からも注意して見ておく必要があります。最悪の場合には火災などの原因になる場合もあります。

別の観点からも問題を引き起こします。
コンプレッサーが常に動き続ける状態というのは、振動する状態が続くという事にもなりますので、騒音の面からも注意が必要になってきます。

故障以外でも、冷蔵庫ごとに決められた目安の容量に比べて多い量が入っている場合にも、
設定温度を保つために冷却に時間がかかりますので、コンプレッサーが働き続けて騒音が続くこともあります。

冷蔵庫から発せられる騒音の原因と調べ方

冷蔵庫から出る騒音には、いくつかのタイプがあります。
従って、騒音が続く際にはどのような音がするかや冷蔵庫自体が振動しているかをよく調べることが必要です。

機器が故障していなくても冷蔵庫内の物の量や設置の方法によって振動が起きている場合もありますので、色々な観点から確認する必要があります。

冷蔵庫が安定しているか

冷蔵庫が安定しているか

まず、冷蔵庫がきちんと固定されており、傾いていないか、ぐらつきがないかを確認します。

冷蔵庫は、4つの足で床の上に配置されていますので、長年使用していてバランスが崩れると冷蔵庫自体が不安定になる場合があります。

この際、コンプレッサーの振動で全体が揺れ動く場合があり得ます。

もし冷蔵庫のバランスが騒音の原因であれば、4本の脚のバランスをきちんと整えることにより騒音はおさまります。

冷蔵庫に物を入れすぎていないか

冷蔵庫からブーンという音が続く場合には、コンプレッサーが原因の可能性があります。

この場合にはまず、冷蔵庫の標準容量に対して物が詰め込まれ過ぎていないかを確認します。

冷蔵庫ごとに決められた標準容量よりも多くのものが冷蔵庫内に入っている場合には、
設定温度を保つために長い時間コンプレッサーが働き続け、長時間振動が発生する場合があります。

標準容量に対してどのくらいのものが冷蔵庫内に入っているかを計算して、庫内に置いてある食べ物の量が適正であるかどうか判断します。

計算した結果が80%よりも多い場合には、中のものを少なくする必要があります。

冷蔵庫が古くなっていないか

冷蔵庫の固定も中に入れている物の量も問題無いにもかかわらず振動状態が続く場合には、年月が経って騒音が起きている可能性があります。

冷蔵庫は、およそ10年が買い替えの目安と言われていますので、購入から10年以上が経っていないかどうかを調べます。

もし購入から10年以上経過していない場合には、コンプレッサーの故障が考えられます。

冷蔵庫の騒音を抑えるためにできる対処法

冷蔵庫の騒音の状況がどのようなところから来たかということが明らかになれば、その対処法もわかります。まず最初に簡単に対応できるところから考えてみましょう。

冷蔵庫を移動するか脚を調整する

冷蔵庫の脚

最も簡単な場合は、騒音の原因が冷蔵庫自体の設置場所が不安定である場合です。
その際の対処法として、まず冷蔵庫を他の場所への移動することが挙げられます。

他の場所であれば床の具合が変わりますので、振動が抑えられることがあります。

また冷蔵庫をその場所から動かせない場合は、冷蔵庫の脚には通常調節用のネジがついていますので、ネジを調整してバランスを取りましょう。

冷蔵庫が長年使用されているのであれば、振動吸収用のパーツが傷んでいる場合があります。
状態を見て、必要に応じて交換をしましょう。

冷蔵庫の中身を減らす

冷蔵庫の中身を確認する

標準容量から計算して、冷蔵庫の中に多すぎるものが入っている場合には、常にコンプレッサーが働き続けて振動が長く続くことがあります。

そのような場合には、冷蔵庫内に物を詰め過ぎないように内容量を減らすことが必要になってきます。

冷却されるものの量が減りますので、その分コンプレッサーの稼働率を下げることができ、年間消費電力量を減らすという事にもつながります。

冷蔵庫の放熱スペースを確認する

冷蔵庫の放熱スペース

コンプレッサーが正常に働いていても、放熱が上手くできずに冷却効率が落ちコンプレッサーが働き続けるという場合があります。
そのような際には、放熱が問題無くできているかを考えます。

冷蔵庫は一般的に表面や側面に放熱板がありますので、冷蔵庫の周辺に十分な空間が出来るようにしましょう。

多くの冷蔵庫で、取扱説明書にどの程度スペースを確保すれば良いかが記載されています。

空間を作ることで放熱が容易になるので冷却器が効率的に働き、その分コンプレッサーの稼働時間が減ります。

コンプレッサーの故障時に買い替えを検討したいおすすめの冷蔵庫

長年使用している冷蔵庫は買い替えがおすすめ

ここまで述べた対策を行っても、冷蔵庫の騒音が止まらない場合は、
冷媒が冷蔵庫から抜けてしまったり、コンプレッサー自体が故障しているということが考えられます。

冷蔵庫から抜けてしまった冷媒の補充や、コンプレッサーの故障を修理は可能ですが、 長年使用している冷蔵庫の場合には他の部分の劣化もありますので、冷媒の充填やコンプレッサーの修理だけを行っても改善できない可能性があります。

コンプレッサーの修理自体も高額になることもありますし、冷蔵庫の型式によっては既に生産中止となり規格のあったコンプレッサーが無いという場合もあります。

このため、長年使用している冷蔵庫の場合は新しい冷蔵庫への買い替えも検討する必要があります。

冷蔵庫の耐用年数は、およそ10年程度と言われていますので、この期間を目安として考えると良いでしょう。

時代が進むにつれて技術も進歩し、様々な部分に改良が加えられています。電気料金などを考えても、買い換えた方がお得になることがあります。

特に古い冷蔵庫については、故障により色々な事故が起きる可能性がありますので、耐用年数が過ぎているのであれば買い替えをお勧めします。

最近では、省電力や便利な機能を持つ冷蔵庫が数多く販売されています。

冷蔵庫は長く使用するものですので、新しい冷蔵庫へ交換することは、省電力の観点からも安全性の確保の観点からも推奨されます。

(まとめ)

冷蔵庫の振動については、故障以外では、固定方法に問題がある場合や周囲の放熱が不十分な場合などが考えられます。

設置方法や放熱スペースに問題が無い場合は、コンプレッサーなどの冷蔵庫内の故障などが考えられます。

耐用年数を大きく過ぎた冷蔵庫については、年間消費電力量の削減や冷却効率の向上という観点に加え、経年劣化による事故を回避するという観点からも、
省エネルギーで技術が進んだ新しい製品に買い替えることが推奨されます。

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