ブラウン管テレビと違い、液晶テレビは薄型タイプであるため、さまざまな場所に配置しやすいのが特徴です。
近年では4Kテレビ・8Kテレビなど、綺麗な液晶画面でテレビが視聴できる製品も増えています。
そんな液晶テレビですが、平均寿命はどれくらいなのでしょうか?液晶テレビの買い替え時や劣化のサインについて解説していくので、参考にしてみてください。
また買い替える際に、おすすめの商品も紹介していきます。
テレビの寿命は何年くらい?
テレビの寿命は設置されている状況によって異なります。ホコリなどが原因で故障してしまうケースもあるでしょう。
平均的にはどれくらい長持ちするのか、テレビの寿命について解説していきます。
平均的な使用年数は10年

内閣府の「消費動向調査」によれば、カラーテレビ(液晶・プラズマ等)の平均使用年数は10.0年というデータがあります。また買い替えの理由は、故障(61.9%)が一番の要因となっているようです。
テレビはホコリや汚れを放置していると、不具合が発生し、故障の原因になる可能性があります。より長くテレビを利用するためにも、こまめにテレビの掃除を行うことが大切です。
また直射日光に当たる場所に日頃から置いている場合、家電であるテレビは温度が過剰に上昇してしまい、故障の原因になるおそれがあります。
テレビの寿命は使い方や使用環境によって大きく変わるので、普段から設置場所を工夫したり定期的に掃除したりするようにしましょう。
参考:「消費動向調査 令和3年3月実施調査結果」
テレビの修理可能な期間は8年間
利用しているテレビが万が一故障した場合、修理できる期間は8年間です。
カラーテレビの補修用性能部品は、製品の製造打ち切り後8年以上は保有する必要があり、保有期間が過ぎると修理対応してもらえなくなります。
具体的な補修用性能部品の保管年数は各メーカーによって異なるので、自分が購入したテレビは何年間まで修理対応してもらえるのか確認しておきましょう。
補修用性能部品の保管年数を把握していない場合は、各メーカーのカスタマーサポートセンターに連絡してみてください。
また保証書に記載されている保証期間内であれば、無償で修理してもらえるケースが多いですが、保証期間が過ぎている場合は修理代がかかるので注意しましょう。
参考:「別表3 補修用性能部品表示対象品目と保有期間」
テレビの寿命が近いときに起こりがちな症状
テレビの寿命が近い場合、さまざまな症状が現れます。
どのような状態になりやすいのか、詳しい内容を解説していくので参考にしてみてください。
電源が入らないときが多い

テレビの寿命が近い場合、テレビを視聴しようとリモコンのスイッチを押しても電源が入らないケースがあります。
電源が入らないのは、テレビ内部の電源基板やバックライトが故障しているおそれがあるでしょう。
電源が入らない原因のなかには、リモコン側が故障している可能性もあるので、よく確認する必要があります。
リモコン側が故障している場合は、テレビ本体の電源ボタンをON/OFFすれば電源が入るのでチェックしてみてください。
またリモコンの電池切れで操作できないケースもあるので、一度電池を入れ替えて試してみるのも重要です。
画面がいつもより暗い、色調がおかしい
長年テレビを使っていると、映像が暗く感じることがあります。
テレビのバックライトや自発光の電力は、使い続けるほど劣化していくため、古いテレビほど色調が暗く感じやすいです。
少し画面が暗いと感じたときは、テレビの寿命が近づいてきている証拠なので、買い替えを検討してください。
画面に線が入る
テレビの画面に線が入っている場合、寿命が近づいているサインなので買い替えを検討しましょう。
一度線が入ってしまうと、自然に改善される可能性は低いので修理に出す必要があります。
修理費用は高額になるケースもあるので、買い替えたほうが早いでしょう。
音にノイズが混じる、音が出ない
テレビを付けたときに画面は映るものの、音声にノイズが入ったり音が出なかったりする症状が出ている場合、テレビ内部の回路や基板に不具合が生じている可能性があります。
根本的な修理が難しいケースが多いので、修理に出すくらいなら新しくテレビを購入したほうが良いでしょう。
テレビから焦げたニオイがする
テレビを稼働させたときに、焦げたニオイがするなら早めにテレビの利用を辞めたほうが賢明です。
そのまま使い続けていると、故障だけでなく火災の原因になるおそれがあります。
大きなトラブルに発展する前に処分し、新しいテレビの買い替えを検討してください。
寿命を迎えたテレビの買い替えにおすすめの製品
今まで使っていたテレビが寿命を迎えたなら、新しいテレビへの買い替えを検討してください。
おすすめの製品を7つ紹介していくので、興味があるテレビがあればチェックしてみましょう。

BRAVIA KJ-50X80K
製品概要
4K液晶テレビで、「トリルミナス プロ」が搭載されているため、繊細な色彩表現が実現されています。音の解像度も優れており、クリアな高音質でテレビが視聴可能です。大容量のスピーカーボックスによる、迫力満点の重低音も実現されています。
おすすめの理由
「Google TV機能」が備わっているため、ネット動画の視聴に適しているテレビとなっています。Googleアシスタントとも連動でき、音声のみで操作可能です。

REGZA C350X 50C350X
製品概要
「レグザエンジン」が搭載されたことにより、高画質で快適な操作性が実現された4K液晶テレビ。「おまかせオートピクチャー」により、昼・夜問わず最適画質に自動調整してくれます。
おすすめの理由
リモコンに「ネット動画ダイレクトボタン」が搭載されているため、好みの動画配信サービスにアクセスしやすくなっています。「Prime Video」「Netflix」「YouTube™」「ABEMA」「Hulu」「U-NEXT」など、さまざまな動画配信サービスに対応しているので、すぐに視聴可能です。

VIERA TH-55LZ2000
製品概要
4K放送の2番組同時録画に対応している有機ELテレビです。立体音響が楽しめるように、上向き・横向きスピーカーが搭載されています。
おすすめの理由
動画配信サービスを再生する際には、画質補正を行ってくれるのでコマ数の少ない動画でも、高画質で視聴できるのが魅力です。転倒防止スタンドが採用されているので、小さいお子様がいる家庭でも安心して設置できます。

OLED55A1PJA
製品概要
映像ジャンルに合わせて、AIが自動で適した画質に変換してくれる「AI映像」の機能が搭載された有機ELテレビ。音声もジャンルに合わせて調整してくれる「AIサウンド」が搭載されているので、快適なテレビ視聴が実現できます。
おすすめの理由
iPhoneなどのAppleデバイスやAndroid搭載のデバイスと、ワイヤレスでミラー接続が可能となっています。再生中の音楽や動画をテレビでストリーミング再生できるため、迫力満点な映像が楽しめるでしょう。

43U7H U7H
製品概要
映像を複数のエリアに分類して解析してくれるので、美麗な映像を演出してくれる4Kチューナー内蔵テレビ。【AI オート画質調整】で環境光センサーにより部屋の照明や太陽光の当たり方など、時間によって変化する周囲環境の明るさや色温度に合わせて、常に適切な画質で自動で最適化します。
おすすめの理由
さまざまな動画配信サービスの視聴に対応しており、コンテンツ表示の順番を自由にカスタマイズできます。「低遅延ゲームモード」に切り替えれば、表示の遅延が低減できるのでゲームが好きな方にはおすすめのテレビです。

32S518K
製品概要
映像のエリアを分割し、映像情報を分析する「マイクロディミング機能」が搭載されたテレビ。細かい部分まで映像処理されているので、美麗な映像が楽しめます。
おすすめの理由
スマートフォンで見ている映像をテレビに映しだす「クロームキャスト機能」が内蔵されています。ワイヤレスで接続できるので、テレビで綺麗な映像が存分に楽しめるでしょう。

JU55CH06
製品概要
臨場感溢れる映像が楽しめる「4K HDR VAパネル」搭載の4K対応テレビです。色彩表現も鮮やかなので、美麗な映像を楽しむことができます。
おすすめの理由
遅延が少ない「ゲームモード」が搭載されているため、FPSやアクションゲームなど、ストレスなくゲームが楽しめます。壁掛けにも対応しているので、テレビで場所を取られたくない方におすすめです。
テレビの寿命を見極めて買い替えを検討しよう
テレビの平均寿命は10年程度ですが、使い方次第では寿命が短くなることもあります。
できるだけ長くテレビを使い方なら、こまめに手入れを行うようにしましょう。
またテレビの寿命は症状によって判断できるケースもあるので、様子がおかしい場合は速やかに新しいテレビへの買い替えを検討してください。
今回紹介したおすすめのテレビは、どれも綺麗な映像でテレビが視聴できます。
興味があるテレビがあれば、ぜひチェックしてみてください。