PCに接続して使えるモニターは、仕事用やゲーム用で多数販売されています。
便利なモニターを購入したいと考えているものの、商品数が多いためどのように選べば良いかわからず困っている方もいるでしょう。
今回は、失敗しないモニターの選び方や人気モデルを紹介します。
コスパ重視で選ぶおすすめランキングも紹介するので、参考にしてみてください。
まずは知っておきたい!モニターの基本スペックと種類

安いモニターを選ぶ前に、まずはモニターの基本スペックや種類を確認しましょう。
基本的な情報を押さえることで、自分に合う商品を選びやすくなります。
IPS・VA・TNパネルの違いと選び方
モニターの液晶パネルには、いくつか種類があります。
IPSパネルは、液晶分子を回転させることでバックライトの光量を調節するパネルです。
視野角が広く、映像が鮮明ですが、動画性能はやや劣ります。
IPSパネルは、写真や動画の制作や編集、テレビ会議などに向いています。
VAパネルは、液晶分子を垂直や水平の方向に動かすことで光量を調節するパネルです。
コントラストを高められるため映像に強いですが、見る角度によっては色合いが変わりやすいです。
VAパネルは、映画やドラマなどを見る際に適しています。
TNパネルは、電圧をかけて液晶分子をねじることにより光の透過量を変化させます。
応答速度が速い一方で、視野角が狭いため見る角度によって色が変わってしまいます。
TN、パネルは、ゲーミングモニターに向いているタイプといえます。
フルHD・WQHD・4K・8K解像度の特徴比較
モニターの解像度にはいくつか種類があるため、特徴や予算を考慮して選んでください。
解像度が高いほど多くの情報が表示されるので、美しい映像を見ることができます。
現在の主流は、フルHD(1,920×1,080)です。
WQHD(2,560×1,440)は画質と性能のバランスが良いため、ゲーミングモニターでも多く採用されています。
4K(3,840×2,160)は非常に高画質である分、負荷が大きく価格も高めです。
8K(7,680×4,320)はさらに高画質ですが、モニターサイズが大きいので広い設置場所が必要です。
一般的なパソコンやゲームの利用であれば、コスパが良く種類も豊富にあるフルHDが向いています。
在宅勤務やテレワークに使うために、小さい文字や画像が見やすいPCモニターを探している場合は、WQHDモニターがおすすめです。
動画や画像を綺麗に映し出したいのであれば、4Kモニターや8Kモニターが良いでしょう。
リフレッシュレート(60Hz・144Hz・240Hz)と応答速度の重要性
モニターを選ぶ際は、リフレッシュレートの確認も必要です。
リフレッシュレートとは、モニターが画面を1秒間に書き換える回数のことであり、数値が高いほど残像が少ない滑らかな映像を見ることができます。
リフレッシュレートは応答速度に関わるため、ゲーミングモニターを探している方は注目すべきです。
ゲーム目的でなければ60Hz程度でも問題ありませんが、ゲームを楽しみたいなら144Hzや240Hzのモニターが適しています。
ゲーミングモニター はこちら
ブルーライトカット・フリッカーフリーなど目に優しい機能
ブルーライトカットのモニターであれば、目の疲れを引き起こすブルーライトを軽減できます。
長時間モニターを見続ける方は、ブルーライトカットのモニターの購入を検討してみてください。
また、目の疲れが気になる方にはフリッカーフリーのモニターもおすすめです。
フリッカーはちらつきのことで、ちらつきが多いほど目に負担がかかるため、フリッカーの発生を抑えるモニターを使って目の疲れを防止しましょう。
フリッカーフリー モニター はこちら
まずは知っておきたい!モニターの基本スペックと種類

失敗しないようにモニターを選ぶためには、用途別のモニターの選び方や活用方法を確認する必要があります。
以下で詳しく見ていきましょう。
ゲーミングモニターに必要なスペック(高リフレッシュレート・HDR対応)
速やかな応答速度や多彩なグラフィックが重要なゲーミングモニターは、高リフレッシュレートでHDR対応のモデルを選ぶのがおすすめです。
リフレッシュレートが高ければ、滑らかな映像でストレスなくゲームをプレイできます。
144Hz以上であれば、快適にゲームを楽しめるでしょう。
HDRモニターは、多彩な映像の表現が可能です。
明るいシーンでも暗いシーンでも映像を鮮明に表示するので、幅広いゲームに向いています。
テレワーク・デスクワーク向けのおすすめ機能(ノングレア・USB-C給電・ピボット)
テレワークやデスクワーク向けのモニターを探しているなら、ノングレアのモデルがおすすめです。
ノングレアとは非光沢のことで、発色が控えめな分長時間見続けても目が疲れにくいというメリットがあります。
デュアルディスプレイ 関連品 はこちら
また、USB-C給電のモニターを選べば、ケーブルがごちゃつかずデスク周りをスッキリさせることが可能です。
そして、ピボット機能があるモニターを選ぶことで、画面を回転させて作業効率を挙げられます。
必要な機能を搭載しているモニターを選び、仕事の効率を高めましょう。
ピボット機能(画面回転)つきモニター はこちら
デザイン・動画編集向けに必須の色域(sRGB・AdobeRGB)
デザイン向けや動画編集向け、写真編集向けのモニターを探しているなら、色域のチェックが必要です。
色域とは、モニターが表示できる色の範囲です。
正確な色の調整が可能なカラーマネジメントモニターを選べば、仕事の成果物の色がイメージとズレてしまうリスクを抑えられます。
色の規格であるsRGBやAdobeRGBのカバー率が100%に近いモニターであれば、クリエイティブな仕事にも使えるでしょう。
ウルトラワイド・デュアルディスプレイの活用法
仕事の効率を高めたい場合は、ウルトラワイドモニターやデュアルディスプレイを活用するのがおすすめです。
ウルトラワイドモニターは、横幅が広いモニターを1台使用するため、繋ぎ目が発生せず画面全体を見渡しやすいのがメリットです。
一方、デュアルディスプレイは繋ぎ目が発生するものの、メインとサブのアプリケーションを1つずつ全画面で表示できます。
それぞれにメリットがあるため、導入を検討してみてください。
デュアルディスプレイ 関連品 はこちら
モニター選びで失敗しないためのチェックリスト

モニター選びで失敗しないために、以下のポイントを押さえましょう。
サイズ選びの目安(27インチ・32インチ・ウルトラワイド)
モニター選びは、画面のサイズに注目すると失敗しにくいです。
仕事用であれば24インチ程度、仕事用にもゲーム用にも使えるモニターを探しているなら24〜27インチが適切です。
ゲームを快適にプレイしたい方は、32インチも良いでしょう。
仕事の効率を高めたい場合は、ウルトラワイドモニターを購入するのもおすすめです。
20~24インチ モニター はこちら
25~29インチ モニター はこちら
30~34インチ モニター はこちら
接続端子(HDMI・DisplayPort・Thunderbolt)の確認
モニターの接続端子は製品によって異なるため、購入前に確認が必要です。
HDMIポートがあれば、パソコンだけでなくNintendo Switchなどの家庭用ゲーム機も接続できます。
USB-Cポートがあれば、Thunderboltの使用やノートパソコンとの接続も可能です。
接続したい機器の種類が多い場合は、必要に応じてDisplayPortがあるかどうかも確認しましょう。
モニタースタンド・VESAマウント対応でデスク環境を最適化
モニターをモニタースタンドに設置したい場合は、規格を確認する必要があります。
VESA規格対応のモニターであれば、ネジ穴の位置が同じであり、固定や交換が手軽にできます。
空間を有効活用するためにモニターアームを使いたい方も、VESA規格に対応しているかどうかを確認しましょう。
モニターアーム はこちら
内蔵スピーカーの有無・外付けスピーカーの活用
モニターにはスピーカーが内蔵されていない商品も多いため、内蔵スピーカーの有無は購入前に確認が必要です。
音質にこだわらないのであれば、スピーカー内蔵モデルでも問題ありません。
ゲーミングモニターなどで高音質のサウンドを楽しみたいのであれば、外付けスピーカーを別途購入するのがおすすめです。
スピーカー はこちら
人気メーカー・ブランドから選ぶモニターおすすめモデル

モニターは多数のメーカーから販売されており、ブランドによって特徴が異なります。
ここでは、人気メーカーやブランドの特徴とおすすめモデルを確認しましょう。
Dell・ASUS・BenQなど信頼のブランドから選ぶならこちら!
Dell・ASUS・BenQ・LGなどは、モニターを提供している有名なブランドです。
提供している商品も幅広く、好みのものを選べます。
クリエイター向けのものを探している場合はEIZOがおすすめ!
EIZOは、クリエイター向けのモニターに強みがあります。
特徴を確認し、仕事に便利な機能が搭載されている場合は購入を検討してみてください。
コスパ重視ならI-O DATA・Acer・Philipsも注目!
I-O DATAやAcer、Phillipsは、コスパ重視の方も選びやすいモニターが揃っています。
予算の範囲内で必要な機能が揃っているか、確認したうえで選びましょう。
スペックや機能を確認して用途に合ったモニターを選ぼう

モニターを選ぶ際は、注目したいポイントがいくつかあります。
何を重視するか、用途的にどの機能が必要かを考えたうえで、適切な商品を選びましょう。
今回紹介したモニターの基本スペックや種類、選ぶ際のチェックリストを活用すれば、自分に合うモニターを見つけやすくなります。
メーカーやブランドごとのおすすめ商品も確認し、欲しいと思えるモニターを見つけてください。