冷蔵庫の買い替え当日には、冷蔵庫の中身をなるべく減らしておかなければなりません。
引っ越しの前日くらいからレトルト食品やお惣菜を利用して、食材を余らせるようなことがないように工夫を心がけましょう。
それでも残ってしまった食材は、クーラーボックスに収納して氷や保冷剤で保管しましょう。
保冷剤は強力なタイプならば12時間以上効果がありますので、クーラーボックスを使用する場合は、なるべく大きくて保冷能力の高いものを用意しておきましょう。
真夏でなければ十分に対策が可能ですが、傷みやすい食材は事前に消費しておくことをお勧めします。
冷蔵庫の買い替え当日と前日の準備

冷蔵庫を買い替えする当日には、搬入予定の直前ではなく、1時間前にはコンセントプラグを抜いて冷蔵庫の電源をオフにしておきます。
電源を抜くことで中の電流が抜けますので、安全に作業を行うことが可能になります。
冷蔵庫の電源は前日には抜いておくのがベストですが、どうしても冷蔵庫が必要な食材が残っている場合は、当日の1時間前程度が目安になります。
また、前日には保冷剤とクーラーボックスを用意しておき、保冷剤は事前に冷凍庫で冷やしておくことがおすすめです。
保冷剤はマイナス10度以下だと芯まで凍り、保冷持続時間が長くなります。
それ以上高い温度だと、表面は凍っても中身はジェル状のままの場合がありますので注意が必要です。
保冷材によっては24時間程度の冷却時間が必要になりますので、余裕を持って冷やしておくと良いでしょう。
そして、クーラーボックスは2~3個程度あると便利です。
メインのクーラーボックスを単体で使ってもいいですし、複数のクーラーボックスを使用して入れ子構造にすると格段に断熱性能が上昇します。
食材と保冷剤を入れてクーラーボックスを2重にすれば、かなり長い時間冷やしておくことができます。
冷蔵庫の買い替えは事前の準備が大切です。
食品のロスを減らす意味でも万全な対策をしておくのがいいでしょう。
また、冷蔵庫の買い替えの際に、庫内に長い期間入れていた食料品があれば、その処分も行いましょう。
古くなった調味料なども処分出来る良い機会になります。
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冷蔵庫の買い替えと掃除について

冷蔵庫の裏の掃除
電化製品は静電気が起こりやすく、普段動かさない冷蔵庫の横や裏には埃が溜まっています。
新品に買い替える際の入れ替え搬入時に、冷蔵庫を置いてあったスペースの掃除も忘れずに行いましょう。
使い捨ての不織布モップや雑巾があると便利ですし、コンセントの周囲を掃除する歯ブラシやブロワーも用意出来ればベストです。
搬入のタイミングで古い冷蔵庫が取り除かれたら、新しい冷蔵庫の設置前に素早く掃除を終わらせます。
冷蔵庫は普段は動かしにくい物なので、こういったタイミングに掃除しておくことをおすすめします。
現在の冷蔵庫は昔と比べて軽く作られており、実は中身が入っていなければ移動をすることはそれほど難しくありません。
備え付けの脚部分を回転させて引っ込めて、冷蔵庫を傾ければローラーによって小さな力で移動が可能です。
コツさえ掴めば定期的に冷蔵庫の裏を掃除出来ますが、中身が入っていると冷蔵庫が重くなってしまい、食料が横倒しになる危険があるので注意が必要です。
冷蔵庫の設置後
掃除が済んで新しい冷蔵庫が設置されたら、コンセントプラグを差し込み、冷蔵庫を稼働させましょう。
庫内が冷えるまで1時間以上の時間が必要になります。
冷蔵庫は新品の場合でも庫内を1度乾拭きしておき、冷えるまで待ちましょう。
時間が経過したら庫内の温度を確認し、大丈夫そうであればクーラーボックスに入れていた食材を移し替えましょう。
冷蔵庫の買い替えではこうした手間が発生しますが、急な故障で慌てるよりも事前に準備をして対応出来る買い替えの方が比較的簡単です。
買い替え時の古い冷蔵庫

買い替え時に不要になった冷蔵庫は、モデルが古くなっていても稼働に問題がなければ買取りをしてもらえる場合もあります。
買取りの場合、冷蔵庫を購入した店が対応していれば、搬入後購入店に買取りをしてもらうことで処分費用が発生せずにわずかでもお金を貰えることがあります。
1人暮らしの人が冷蔵庫を購入する時には、比較的小さな1人暮らし用のモデルを選ぶケースが多いです。
しかし、1人暮らしだからこそ食材は余り気味になることも多いので、大き目のモデルを購入して快適に冷蔵庫を利用する方法もあります。
1人分の料理を作るよりも、多めに料理を作って作り置きをしたり、そのまま冷凍をしておけば時短料理にも使えます。
食材を余らせて廃棄してしまうよりも経済的なので、1人暮らしでも冷蔵庫のサイズは大き目ぐらいで考えておくと良いでしょう。
また、現在の冷蔵庫の保冷機能には急速冷凍機能が搭載されており、食材の鮮度を新鮮に保ったまま冷蔵してくれます。
野菜室はミストで湿度を上げて、野菜の鮮度を長く保つなどの機能の工夫がされています。
氷はフィルターでろ過されて自動製氷がされるなど、より使いやすく機能が進化しています。
さらに、大きな冷蔵庫でも省エネ能力は高く、低電力で運用することができ、電気代もより節約できます。
迷ったらワンサイズ大きめの冷蔵庫を購入することが鉄則ですが、置き場所との兼ね合いもあるため、設置場所のサイズを計測してから冷蔵庫を購入しましょう。
小型冷蔵庫やポータブル冷蔵庫

小型冷蔵庫やポータブル冷蔵庫は、社内の休憩スペースや自宅の寝室に設置したり、アウトドアでポータブル冷蔵庫を持参したりすると冷たいドリンクを楽しむことができます。
ポータブル冷蔵庫の場合は、車載のバッテリープラグから給電してもいいですし、アウトドア用の持ち運びバッテリーを用意して冷蔵庫を使用することも可能です。
小型冷蔵庫は、サイズが小さいので自宅のサブ冷蔵庫として活躍します。
まとめ買いや作り置きの保存に対応できますし、部屋等に設置すると気軽に冷たい飲み物を飲むことができます。
プラグタイプのサブ冷蔵庫は、スモールオフィスに設置すると軽食などを入れて利用することも可能です。
こうしたコンパクトなサブ冷蔵庫は、1万円や2万円程度の安価なものでも実用レベルの商品が買えるので興味がある人におすすめです。
アウトドア等でどうしても冷蔵庫を置けない環境や設備であれば、クーラーボックスを活用しましょう。
大容量の急速冷凍タイプの保冷剤を使えば、丸1日ぐらいはクーラーボックスの中を冷やすことが出来ます。
保冷剤を冷やす際のポイントは、冷凍庫の冷却出力を上げて、マイナス10度以下の温度に設定することが大切です。
保冷材のジェルが完全に凍るので、溶けるまでにも時間がかかるようになります。
まとめ

冷蔵庫の買い替えをするのにお勧めのシーズンは、中身の入れ替えや保管などもしやすい秋から春までの、気温が低い季節がおすすめです。
冷蔵庫の品薄時期は夏になるので、欲しい冷蔵庫が品切れになっていた…などのケースもあり得ます。
購入時期を考えながら冷蔵庫を検討しましょう。
また、冷蔵庫を買い替えることで年間の電気代が安くなる可能性があります。
最新の冷蔵庫の電気ユニットやコンプレッサーは省エネ性能が高く、昔ほど電気を消費しないためです。
故障したり異音がする時には、冷蔵庫は替え時になるので、ぜひ本記事を参考にして冷蔵庫を選んでみてください。
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