テレビを見ているときや電源を消した直後に本体に触ったら熱くて驚いた、という経験がある方は多いのではないでしょうか。
テレビは家電製品ですので、使用中は少なからず熱を伴います。
とはいえ、あまりにも熱いと、「もしかして、故障?」と心配になってしまいますよね。
そこで、この記事では、テレビが熱くなる原因や対処法についてまとめました。
買い替えにおすすめの最新有機ELテレビ3選もご紹介しますので、参考にしてください。
テレビが熱くなる原因

テレビはなぜ熱を持つのでしょうか。その原因を紹介します。
テレビは発熱するもの
先ほども述べたようにテレビは家電製品ですので、基本的にはどんなテレビでも、どのような使い方をしても、熱は発生することをまずは理解しておきましょう。
一般的に発熱量は消費電力に比例します。
消費電力は画面サイズや解像度が大きくなればなるほど大きくなるので、それに伴い発熱量も大きくなります。
過去に主流だったプラズマテレビや現在よく使われている液晶テレビは発熱量が高く、次世代型テレビの有機ELテレビは比較的発熱量が低い傾向にあります。
さわれないほどの高熱になる原因
使用中に熱は発生するものと理解はしていても、触れたときに思わず手を引っ込めてしまうほど異常にテレビが熱い場合、考えられる原因は何なのでしょうか。
その答えは、通風孔の汚れなどです。
ほとんどのテレビには背面や上部に熱を外に逃がすための孔が開いていますが、この孔がホコリなどで塞がれてしまうと、内部に熱がこもって本体の温度が上昇する原因に。
また、テレビの周辺にスペースの余裕がないケースでも、放熱できずにテレビ本体の温度を上げてしまいます。
テレビが熱を持ちすぎると劣化を早めてしまいますので、通風孔は定期的に掃除し、本体の周辺にものを置かないことが大切です。
テレビが熱い時の対処法

テレビが熱い時の対処法を、3つご紹介します。
テレビの設置場所を調整
直射日光が当たる場所は、テレビ内部の温度が上がりやすい状態です。
高温になりすぎると故障につながる可能性がありますので、なるべく日差しの当たらない部屋などに移動させましょう。
配線の関係などでどうしても移動が難しい場合は、遮光カーテンを閉めるなどテレビに熱を持たせないよう工夫してください。
また、暖房器具の風が当たる場所に置かれたテレビも、本体が必要以上に熱くなりがちです。
ヒーターの近くやエアコンの直下などは避け、暖房器具から離して設置するよう調整しましょう。
冷却ファンやヒートシンクの使用
冷却ファンやヒートシンクなどを使用するのも、熱対策としておすすめです。
テレビを長時間視聴していると大きな負荷がかかり、本体が熱を持ちます。
そこで、意図的にテレビを冷却したり熱を逃がしたりすることで、テレビの温度を下げる方法です。
冷却ファンやヒートシンクは家電量販店などで市販されていますので、チェックしてみてください。
省エネモードなどによる節電
当然のことながら、テレビをつけている間は、テレビ本体の温度は高くなります。
テレビを見ながらつい眠ってしまったり、電源を切るのを忘れて出かけたりしてしまう方もいるでしょう。
その間ずっとテレビは熱いままですし、電力もどんどん消費してしまいます。
一定時間が過ぎると自動で電源をオフにする省エネモードを搭載したテレビなども登場していますので、テレビをつけっぱなしにしがちな方は検討してみてください。
周辺機器も熱対策をする
テレビの周りにDVDプレイヤーや録画用のHDDを置いていることも多いでしょう。
これらの機器も当然発熱しています。
周囲が熱いとテレビ内部の温度も上がりやすくなるので、テレビと同じように周辺機器も熱への対処が必要です。
対処法を試しても改善されない場合はどうする?

上記の対処法を試してもテレビが熱いままの場合は、そもそも本体の故障や寿命などの可能性があります。
状況によっては、買い替えも検討したほうがいいでしょう。
ここでは、故障が考えられる症状や買い替えのタイミングについて解説します。
故障の疑いがある発熱以外の症状
故障が疑われる発熱以外の主な症状は、次の通りです。
- 画面の明るさが安定しない
- 映像が乱れたり映らなかったりする
- 音割れやノイズなど音声に不具合がある
- 本体の電源が入らない
- 焦げ臭いにおいがする
液晶テレビには明るさを調整するバックライトや音声に関係するスピーカーなどが搭載されており、故障の影響が直に出やすいです。
放置しているとテレビが完全につかなくなってしまうこともありますので、不具合が発生したら購入したメーカーや修理業者に問い合わせてください。
テレビの買い替えの検討
視聴する時間の長さにもよりますが、一般的にテレビの寿命は約10年といわれています。
自宅で使っているテレビが購入から10年ほど経っているなら、不具合の原因は寿命にあるかもしれません。
その場合は、修理に出すよりもいっそテレビごと新しくしたほうが、費用を安く済ませられるでしょう。
比較的低い発熱量で圧倒的な高画質を楽しめる有機ELテレビへの買い替えが、おすすめです。
省エネにも対応!おすすめの有機ELテレビ3選

ここからは、買い替えるのにおすすめの有機ELテレビを3つご紹介します。
省エネにも対応していますので、節電したい方もチェックしてみてください。
東芝 55X8900L REGZA

「東芝 55X8900L REGZA」は、4K対応の55型有機ELテレビです。
独自に開発された技術が搭載されていて、ブラックからビビッドカラーまでの色彩美を活かした高画質な映像を堪能できます。
回転スタンド式で、部屋のどの角度からでもきれいな映像を視聴できるのも大きな特徴。
6個のスピーカーによる大迫力のサウンドにも注目です。
SONY XRJ-65A80L BRAVIA

「SONY XRJ-65A80L BRAVIA」は、4K対応の65型有機ELテレビです。
色相・彩度・明度を三次元で検出するアルゴリズムを搭載したテレビで、鮮やかなのに自然な色味の映像美を実現しました。
動きの速い映像処理に強く、残像感を少なくする技術で画面の美しさそのままのリアルな映像表現を楽しめます。
LGエレクトロニクス OLED77B2PJA

「LGエレクトロニクス OLED77B2PJA」は、4K対応の77型有機ELテレビです。
「AI映像プロ」に対応しており、様々なジャンルの映像やシーンをAIが自動認識して画質を最適化します。
また、LGエレクトロニクスの有機ELテレビは、液晶テレビと比較してブルーライトの発生量が少ないのが大きな特徴。
ゲームや映画鑑賞を心ゆくまで楽しみたい方にもおすすめのテレビです。
まとめ

家電製品である以上、どんなテレビでも、どのような使い方をしても熱は発生します。
そうはいっても、あまりにも熱い場合は、通風孔の汚れなどで放熱がうまくいかず熱が内部にこもっているなどの原因が考えられますので、定期的に掃除してください。
熱対策としては、テレビの設置場所を変えたり、ヒートシンクなどを使用したりする方法があります。
それでも改善しないときは、故障を疑いましょう。
また、テレビそのものに寿命が迫っている可能性もありますが、修理に出すよりも買い替えたほうがおトクに済むことが多いです。
液晶テレビよりも発熱量が少ない有機ELテレビがおすすめですので、ぜひ検討してみてください。