洗濯機は頻繁に使用する電化製品のため、電気代がいくらかかっているのか気になる方もいるでしょう。
洗濯機の電気代を知り、具体的な節約方法を考えることで月々の電気代を抑えられます。
今回は、洗濯機の電気代の目安や計算方法について解説します。
今日から実践できる6つの節約方法も説明するので、ぜひ取り入れてみてください。買い替えを検討している方向けに、おすすめ商品も紹介します。
洗濯機の電気代はどのくらい?

洗濯にかかるコストがどのくらいかイメージできれば、節約意識が高まります。
まずは、縦型とドラム型で異なる電気代や水道代を確認しましょう。
縦型洗濯機の使用でかかる電気代・水道代
縦型洗濯機の使用1回につきかかる電気代は1.5〜3円ほど、水道代は20〜40円ほど、水道代は20〜40円ほどが目安です。
縦型洗濯機は洗濯に特化した商品が多いですが、乾燥機能を使用する場合はその分電気代や水道代が高くなります。
例えば「日立 BW-DX90G シャンパン ビートウォッシュ」の場合、かかる電気代は洗濯時で1.6円、洗濯乾燥時で46.8円です。
水道代は洗濯時であれば26円、洗濯乾燥時は31円が目安となっています。
また、「東芝 AW-8VH4(W) グランホワイト ZABOON(ザブーン)」の場合、かかる電気代は洗濯時で2.3円、洗濯乾燥時で64.8円です。
水道代は洗濯時で25円、洗濯乾燥時で24円となっています。
商品を比較すると多少の差があることがわかりますが、大体の目安を把握しておくと良いでしょう。
ドラム型洗濯機の使用でかかる電気代・水道代
ドラム型洗濯機の使用1回につきかかる電気代は1〜2.5円ほど、水道代は10〜25円ほどが目安です。
ドラム型洗濯機は少ない水量で汚れを落とせるため、縦型洗濯機より電気代や水道代を抑えやすくなっています。
例えば「PANASONIC NA-LX113CL マットホワイト LXシリーズ」の場合、1回の使用でかかる電気代は洗濯時で1.9円、洗濯乾燥時で26円です。
水道代は洗濯時で22.9円、洗濯乾燥時は41円が目安となっています。
商品の価格は縦型よりドラム型のほうが高いですが、電気代の節約や節水を考えるならドラム型を選ぶのも良いでしょう。
洗濯機の電気代の計算方法
洗濯機の電気代を求めるための計算式は、「消費電力(W)÷1,000×使用時間(h)×電力量料金単価(円/kWh)」です。
消費電力は商品の取扱説明書やメーカーの公式サイトなどに記載されているため、確認してみてください。
電力量料金単価は、契約している電力会社やプランによって異なります。
なお、公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が公表している電力料金の目安単価は、31円/kWhです。
乾燥機能あり・なしの電気代の相場

洗濯機の電気代は、乾燥機能を使用するかどうかによっても変わります。
それぞれの相場を確認しましょう。
乾燥機能あり・なしの洗濯機の電気代比較
乾燥機能を使わない場合の洗濯1回の電気代は1〜3円ほど、乾燥機能を使った場合の洗濯1回の電気代は20〜60円ほどです。
乾燥機能には洗濯機能以上の電気代がかかるため、乾燥機能を多用すると電気代は高くなります。
電気代の節約だけを考えるなら、乾燥機能を使用せずに自然乾燥するほうがお得です。
しかし、衣類を干すスペースの確保や生乾きのリスクなどもあるため、必要に応じて乾燥機能を使いながら後ほど紹介する節約方法を実践すると良いでしょう。
衣類乾燥機の電気代
洗濯機とは別に独立した衣類乾燥機を使用し、衣類を乾かす場合もあるでしょう。
衣類乾燥機の電気代は、10〜60円ほどです。
衣類乾燥機はさまざまな乾燥方式があり、種類ごとにかかる電気代が異なります。
一般的に、コンプレッサー式の乾燥機は電気代が安く、ヒーター式の乾燥機は電気代が高いです。
洗濯機の電気代・水道代の6つの節約方法

洗濯機は頻繁に使う家電なので、電気代や水道代を節約できれば月々の家庭の出費を抑えられます。
以下で6つの節約方法を紹介するため、できそうなものを実践してみてください。
①できるだけまとめて洗う
洗濯機の電気代や水道代を節約したいなら、できるだけまとめて洗うようにしましょう。
洗濯機の使用回数が多くなるほど、電気代と水道代が高くなります。
洗濯物の量が少ない場合は、翌日のものとまとめて洗うのがおすすめです。
ただし洗濯槽に衣類を詰め込みすぎると、洗浄力が落ちるため注意が必要です。
汚れをきちんと落とせなければ意味がないため、洗濯物の量は洗濯機の容量の8割程度に抑えましょう。
②状況に応じたコースを選ぶ
洗濯機のコースが複数ある場合は、状況よって適切なものを選ぶと節約につながります。
洗濯時間が長いほど、電気代や水道代がかかります。
汚れが少ない衣類を洗う場合や少ない量の衣類をどうしても洗わなければならないときはお急ぎコースやすすぎ1回コースなど、短時間で済むコースを選ぶのがおすすめです。
③よく脱水してから乾燥させる
洗濯機の乾燥機能を使う場合は、衣類をよく脱水してから乾燥させると節約が可能です。
洗濯物の脱水をきちんと行えば、乾燥機の稼働時間を抑えられます。
洗濯機能よりも乾燥機能のほうが電気代はかかるため、乾燥時間を短縮できれば電気代も安くなります。
④洗濯物を自然乾燥させる
電気代の節約を重視するなら、できるだけ乾燥機能を使わず洗濯物を自然乾燥させるのがおすすめです。
乾燥機能を使うと電気代が上がりやすくなるため、自然乾燥をメインにすれば大きく節約できます。
時間に余裕があり、天気が良い日に洗濯できるなら、自然乾燥を積極的に行いましょう。
⑤電力会社を切り替える
光熱費の高さが気になるなら、電力会社を切り替えることで節約できる可能性があります。
電力の小売自由化によって好きな電力会社を選べるようになり、各社がさまざまな電力プランを提供しています。
安い電気料金で利用できる電力会社に切り替えれば、これまでと同じように洗濯機を使用しても電気代を抑えることが可能です。
電気代が高いと感じるときは、契約している電力会社やプランを見直してみてください。
⑥洗濯機を買い替える
洗濯機の電気代が高いと感じるなら、新しい製品に買い替えるのもおすすめです。
古い洗濯機を使っている場合は、新しいモデルに買い替えるだけで電気代が下がるケースもめずらしくありません。
買い替えのコストはかかりますが、購入してから長い年数が経過している洗濯機を使っている場合は、買い替えを検討しても良いでしょう。
買い替えにおすすめの洗濯機3選

省エネ性能の高い洗濯機に買い換えようと考えている方には、以下の3つの商品がおすすめです。
それぞれの特徴を確認し、良いと感じたものを選んでみてください。
日立 BW-DX90G シャンパン ビートウォッシュ [洗濯乾燥機(洗濯9.0kg / 乾燥5.0kg)]
![日立 BW-DX90G シャンパン ビートウォッシュ [洗濯乾燥機(洗濯9.0kg / 乾燥5.0kg)]](https://pics.xprice.co.jp/i/0071/0-4549873130071M.jpg)
「日立 BW-DX100K(W) ホワイト ビートウォッシュ」は、縦型の洗濯乾燥機です。
洗濯のたびに液体洗剤・柔軟剤の適量を自動で適量投入し、洗剤などの入れすぎを防ぎ、優れた洗浄作用や柔軟剤の効果を発揮することができます
自動で効率よくきれいに洗濯する「AIお洗濯」のほか、シワを抑えて洗える「シワ低減洗濯コース」、
好みの仕上がりを学習し、それに適した洗い方を実現する「わがや流AI」コースやアプリ専用のコースが使用できる「洗濯コンシェルジュ」など、
豊富なコースや機能が搭載されているのが魅力です。
東芝 AW-8VH4(W) グランホワイト ZABOON(ザブーン) [縦型洗濯乾燥機 (洗濯8.0kg/乾燥4.5kg)]
![東芝 TW-127XP3L(W) グランホワイト ZABOON [ドラム式洗濯乾燥機(洗濯機12kg/乾燥機7kg) 左開き]](https://pics.xprice.co.jp/i/5980/4904530125980M.jpg)
「東芝 AW-8VH4(W) グランホワイト ZABOON(ザブーン)」は、コンパクトサイズの縦型洗濯乾燥機です。
ウルトラファインバブルが衣類に付着した洗浄成分をしっかりと取り除くので、すすぎ回数や水量を増やさなくても十分なすすぎができます。
ウルトラファインバブルとマイクロバブルの力で、黄ばみや黒ずみなどの汚れをしっかりと落とせるのが特徴。
軽い汚れを速やかに落とせるスピードコースもあり、電気代や水道代の節約が可能です。
槽洗浄のタイミングを知らせてくれたり、洗濯後に洗濯槽を乾燥させてカビの発生を抑えたりする便利機能も搭載されています。
PANASONIC NA-LX113CL マットホワイト LXシリーズ [ドラム式洗濯乾燥機 (洗濯11.0kg/乾燥6.0kg) 左開き]]
![SHARP ES-K10B-WL クリスタルホワイト [ドラム式洗濯乾燥機 (洗濯10kg/乾燥6kg) 左開き]](https://pics.xprice.co.jp/i/4659/0-4549980744659M.jpg)
「PANASONIC NA-LX113CL マットホワイト LXシリーズ」は、便利な機能が搭載されたドラム式洗濯乾燥機として人気があります。
特に注目すべきは、スピーディーかつ省エネで衣類の洗濯乾燥が実現する「はやふわ乾燥ヒートポンプ」です。
ヒートポンプ方式の大風量かつ低温の風により、速やかに乾燥が完了します。
<シワを抑えてふんわりと仕上げられるので、電気代だけでなく衣類の状態にも気を配りたい方におすすめです。
電気代の節約を考えた上で洗濯機を選ぼう

洗濯機の電気代は、縦型かドラム型かで異なります。
また、洗濯のみの場合よりも乾燥機能を使ったときのほうが電気代はかかるため、電気代と利便性を考慮して使う機能を決めることが大切です。
洗いや適切なコース選びなど、すぐにできる方法を実践して電気代の節約に取り組んでみてください。
省エネ性能が高い洗濯機に買い替えて、洗濯1回あたりの電気代の節約を目指すのもおすすめです。